居抜き店舗で元々よく作り込まれた内装だった。
家も店舗も、家主が愛着を持っているとか、良いものを提供しようという「思い」のようなものが内装に現れるな、といつも思う。この店舗も元々かなり「堅実なイケメン」だったので、私が設計したのは、ほころんでいる所を新調したのと、明らかに昭和然とした柄を少し新しい柄や素材に変更したこと位だ。こだわったのはカウンターの塗装色で、お寿司屋の明るい檜のカウンターをイメージして色を調整。
全体は元の内装に寄り添いながら、微かに新しい風を入れたつもりだ。